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黒板ぽ

2009-09-04

素直だ。望みをもてないと主張するのは気合いがいる。頼りたいからだ。また、典型であるからだ。みんなが思いえがくしあわせな生活があると仮定して、そのために大人や国家はがんばらなくてはならない。そんなきもちをもつことは難しい。

わたしのしあわせを求めることはまっとうだ。ひねくれては、元も子もない。たとえば、望みがないことがしあわせなんだ、なんて。個性と典型が相反する道理はない。平均とか分布を拭い去って、望みをありのままに自負することも難しい。平凡でありたいというきもちからも、特別でありたいというきもちからも、離れて。

議論についてブログでコメントするのがおもしろい。声を出し合うことの興奮で抜け落ちたものを拾える。

2007-10-25

貧乏な娘がいました。
きれいな満月の夜なのでお団子が食べたいけれど、
娘にはお団子を買うお金がありません。
娘にはお家もないので、いつも森で寝ています。
娘はのどが渇いたのでいつものように湖に行きました。
そこにはお月様がきれいに映っていました。
娘にはそれがまるでお団子のように見えました。
娘はお団子にかぶりつくように水を飲みました。
口をつけたお月様は水とともにゆらゆらと揺れました。
娘の喉は潤い、夜空を見上げました。
それでもまだ、お月様はゆらゆらと揺れています。
満たされたような、それでいた虚しいようなきもちに、
娘の瞳も潤い、お月様を揺らしていたからです。
まん丸いお月様なんて、本当はないんだ。
娘はそう悟って、また薄暗い森で明日を迎えます。 

2007-09-23

なんの意味があるということはない。
どうとも言葉は違いようもない。
伝えようとすることに工夫も交えない。
ただ別のところにあること。ここであること。
この場が、この色が、どうしようもなくこれ。
ただそれだけのことで価値があると信じるから。
何かと何かが違うように、ただこれはこれ。
身体から観念を濾し取った雫。

きをふし

Since 2003-11-16

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